リンゴ狩り
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これで、第22回現代日本彫刻展の20作品を全部紹介し終わりました。
今回は外国の方の作品が多かったです。国際的になった表れでしょうか。
22回以前の彫刻の本ブログでの未公開写真もその内に登場させたいと思います。
この作品は、他とちょっと変っています。
果たしてこれが彫刻?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
彫刻と言うイメージにこだわる必要もないかもしれません。
作者の意図はあっても、見る人がそれぞれ想像すればいいように思います。
作者のコメント
実素材を用い、それが持つ重量感を生かしたり、ボリューム感を演出することにより
実在感を表現するのは、絵画にはまねできない彫刻表現の醍醐味ですが、
一方で絵画にはまだ、あらかじめそれが平面ですよと種明かししておきながら
観者の視線を引き込み、複数の時空が同時に存在しているかのように意識させる
ような、複雑な経験ができるという魅力があります。私は、現実の空間で、現実の
物質を用いながら、絵画を鑑賞するような経験ができる彫刻を作りたいのです。
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美祢の大理石を使ってあると書いてあります。親しみを感じます。
この作品は見るのもいいですが上に乗って楽しむのもいいようです。
作者のコメント
この作品は山口県美祢の大理石を使った造りました。多くの人は
「立つ人-宇部」に戸惑うことと思いますが、まずは彫刻の上を歩き不安定な
揺らぎや石の音で、遠い記憶を呼び覚まし、自らの身体を感じながら斜面に
位置するこの作品を楽しんでみてください。
そして暫し作品の際に立ち常盤湖を見渡し眺め、風景と溶け込む自らの身体と
彫刻の不思議な関係を考えてみて下さい。
天候や時間の変異とともに、どのような鑑賞もそれぞれの想いで変容することでしょう。
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今回は、外国の方の作品が多くあります。
作者のコメントも訳されたものでしょうが、これを入力するのが普通の文書を
入力するより時間がかかります。普通話すような言葉ではなく、また芸術家の
考える文章は凡人には理解できないところも多くあります。
残りはあと2作品となりました(たぶん)
作者のコメント
私はこの作品で、人間の本質についての考察を促す鉄の柱を提示した。
矛盾するようだが、冷たい金属は人間性について語る理想的な材料である。
人間は、自らと宇宙とを、みかけ上では均衡する二種類の自然だと考えてきた。
これらの柱は人間の本質、つまり私たちの行動すべてを規定する制御不可能な
不変性、について考えるように誘う。多くの要素が宿る身体であり、枠組みであり
骨髄であり、理性と非理性が往来する存在である。
作品名: COLUMNS OF THE THOUGHT 2007 作者: エドガー・ズニガ・ヒメネス
第22回現代日本彫刻展 2007年 材質: 鉄
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迷路を小さくしたような作品です。
作者のコメントを読むとあの鍵穴も意味があるようです。
作者のコメント
この彫刻は監視を主題とした参加型の作品である。
「誰が監視者を監視するのか?」
この言葉は、2001年9月11日の同時多発テロ以降のアメリカで、安全性の強化、
個人情報の保護、権力者の責任の間の緊張感を伴う問題だとみなされている。
この彫刻には、他者が見えると同時に、その姿を他者からも見られる位置に鍵穴がある。
それは、目で見るだけの作品より対話的であり、鑑賞者の参加によって作品は完成し、
その意味を明らかにするのだ。
作品名: Watching the Watchers 作者:アンドレア・トンプソン
第22回現代日本彫刻展 2007年 材質: 鉄
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同じタイトルの作品がシンボルロードにありますが、作者は違うようです。
福田総理も確か共生って言葉を使われたような・・・
作者のコメント
自然と人の営みとの関係を形にした作品です。公園の立樹を自然に例え
それをとりまく無数の金属の棒は人の営為です。
人の営みが無限の恩恵を与えてくれる自然に対して高圧的、懐疑的でなく
優しく寄り添う姿を金属の棒の曲線で、金属の穂は人の営みが実り、実を付け
頭を垂れ自然に対し感謝し謙虚な姿を示しています。
1997年制作の「共生」が自然と人の営みを対比同等に示した作品に次ぐ
シリーズです。
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やっと少し涼しくなった感じです。
でもまだ半袖Tシャツで、今PCに向かっています。
風で動く作品は今まででもよく見かけます。
いろんな感じに見ええるのでこんな作品も好きです。
作者のコメント
あやふやなまま擬人化されユーモラスで温もりを感じさせる動きをします。
回転軸が三ヶ所あり、それぞれの角度とバランスで、強風時はショックを和らげ
微風時は軽やかに。刻々と変る自然のうつろい、心なごむ小さな発見、ほっとする瞬間。
誰にでも平等に与えられた、ほんのひと時の悦楽、夢みる楽しみ。なんてことはない、
幸せの一瞬。季節の流れを肌で感じながら、どう動くか、どう見えるかは風まかせ。
自然のリズムに身を任せて。
作品名: 風のうたたね 作者:大隈 秀雄 第22回現代日本彫刻展 2007年
材質: ステンレススティール、チタン、銅、真鍮、コールテン鋼
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作者のコメントを読んでも分かったような分からないような・・・
見た人が自由に想像すればいいと思いましす。
作者のコメント
空間に絵を描いたような構造をもつこの作品では、鑑賞者との共鳴が意図されている。
私は日本の琴に似た弦楽器を用いて、振動が生み出す音の構成を行っている。
音階を生み出す空間上の比例関係(それは作曲の研究から得られた)を彫刻表現に直接的に
翻案したのだ。この作品は、静止したかたちでは表現不可能な霊的・普遍的な声が宿った
印象を与える。私はその声に導かれて、浮遊感をもった彫刻、光に反応する彫刻を創造した。
作品名: BREATH 作者:アクセル・アンクラム 第22回現代日本彫刻展 2007年
材質: ステンレススティール
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大きさは子供が写っているので分かると思います。
作者のコメントを読むと、芸術家の発想は凡人とは違うと感じます。
作者のコメント
鉄の板をバーナーで熱し、水で冷却するという造船の技術(ぎょう鉄)を使い、その
繰り返しだけで作品のかたちを造りだす。
厚さ28ミリの鉄板が、熱と水によって自らを解放するかのように動き出し、
水のかたちへと変容する。鉄という物質から水というイメージへと思考が行き来する。
それらのせめぎ合いが、かたちを作り出す。
水の惑星地球は、その30パーセントが鉄でできている。空にある水と地上に溢れる水、
地下にこもる水、それらを繋ぐ鉄のかたちが、鉄の遠い記憶を呼び起こす。
作品名: 水の風景 作者:大槻 孝之 第22回現代日本彫刻展 2007年
材質: コールテン鋼
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この作者は外国の方のようですね。
コメントにある内側の仕掛けは中を見ていないので分かりませんでした。
このコメントをかいて初めて気付きました。
今度行った時に見てみます。
作者のコメント
重圧で快適とはいえない、塔のような三軒の鉄の家は、内側に仕掛けが施されている。
暗闇の中、機械で動く影が屋根の内側に映し出され、二次元的な線描を絶えず変化させる。
影とは特異な存在である。現実の触れることのできる世界は失われるが、現実性や
元の姿は保たれる。「光の中の穴」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)以上のものである。
「友よ、君が社会の中で生きようと思うなら、お金よりも影の崇め方を学びたまえ」
(アーダルベルト・フォン・シャミソー)
作品名: Storage of celestial mechanics 作者:ハンス・ショール 第22回現代日本彫刻展 2007年
材質: 鉄
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