野外彫刻: 水の風景
大きさは子供が写っているので分かると思います。
作者のコメントを読むと、芸術家の発想は凡人とは違うと感じます。
作者のコメント
鉄の板をバーナーで熱し、水で冷却するという造船の技術(ぎょう鉄)を使い、その
繰り返しだけで作品のかたちを造りだす。
厚さ28ミリの鉄板が、熱と水によって自らを解放するかのように動き出し、
水のかたちへと変容する。鉄という物質から水というイメージへと思考が行き来する。
それらのせめぎ合いが、かたちを作り出す。
水の惑星地球は、その30パーセントが鉄でできている。空にある水と地上に溢れる水、
地下にこもる水、それらを繋ぐ鉄のかたちが、鉄の遠い記憶を呼び起こす。
作品名: 水の風景 作者:大槻 孝之 第22回現代日本彫刻展 2007年
材質: コールテン鋼
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