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2010年4月 3日 (土)

彫刻散歩-桜とRe-Creation

桜は今が満開。明日は曇りとの予報で写真を撮っておこうと
ときわ公園の周遊園路をカメラを持って1周回ってきました。
1周回ると最短を歩かないので6kmくらいになります。
各所で桜が満開なので景色を眺めながら歩くのも爽快です。
もともとウォーキングコースですので普段から多くの人が歩いています。

桜の花と彫刻のコラボはいかがでしょうか。
昨年も登場しましたが周遊園路にある作品です。
季節によってイメージも変わります。

作品名:Re-Creation  作者:たべ・けんぞう   制作年:1999年
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コメント

私もこの作品は面白いと思います。
背景の桜と妙にマッチしていますし。

こういう作風をアッサンプラージュ(寄せ集め)と呼んでいます。
そんな難しい言葉を使わんでも、よーするに既成のガラクタの寄せ集め
なんです。
ピカソが切り抜いた新聞紙をキャンバスに張り付け、
作品を制作し始まりのようです。
現代美術の巨匠マルセル・デュシャンが便器を「泉」と題して
展覧会に出品したのも、これに含まれるかもしれません。

しかしながら、この方法はいつも物議を呼び起こします。
美術品としても売買の対象にはなりにくいようです。
「だって、ガラクタをどーして金をだして買わなきゃいけないの!
家には一杯あるわょ」という感じです。

すでに写真に撮られているかはわかりませんが、
常盤公園に土屋公雄さんの「底流」という作品があると思います。
これも、宇部市で取り壊した橋脚を使いコンクリートの破片を中に
積みこんだ作品です。
当時の彫刻展で大賞をとった作品ですが、どうしてこんなスクラップ
を宇部でお金をだして買わなきゃいけないのかと問題になったそうです。

創造は選択の連続でもあるわけです。
つまり、スクラップを作家が選択すれば創造したと同じことです。
エコや再利用がさけばれる世の中、もっと色々でてきても
よいと思います。
作家も材料代がかからなくてすみますし・・・
つい長々と書いてすみません。

投稿: R.510 | 2010年4月 5日 (月) 18時48分

510様、こんばんは
コメントありがとうございます。
私もこの作品は桜がやけに似合っていると思います。
一つ一つはガラクタでもちゃんと立派な作品になっています。
ガラクタを作品に仕上げる発想や独創性がすばらしいと思います。
ガラクタとしか見えない人がいても不思議ではありませんし
ひとりひとり違った感性を持っているのでしょうがないんでしょうね。

「底流」という作品名を見てもぴんと来ませんでしたが
写真を見てすぐわかりました。
これまでにも何度か撮っていますが、今年の1月にも写真を撮っていました。
ボタン苑に近い側に設置されていますね。
真締川にあった橋の一部を使われたようですね。

地球上にあるものすべて材料でいいんじゃないでしょうか。

投稿: かずくん | 2010年4月 5日 (月) 20時18分

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