この「円弧すべり」という作品、私の人生の中でも思い出の多い作品です。
写真を撮るアングルでいろんな表情を見せてくれます。
2009年のビエンナーレの作品は少しずつ減ってきています。
この作品だけ依然としてロープで囲われています。想像するに子供が登ったり
しないようにしているのだと思います。
作品名: 円弧すべり 作者 : 後藤 良二 制作年 : 1985年
この写真の狙いはパイプを通して青空を写すことです。ロープで囲ってあるので
近づけないのが問題なんですよね。膝まづき手を伸ばしてカメラを近づけて
撮っています。周囲にあまり人がいないのを確認して撮るわけです。
これはトリミングしています。
コメント
また、大きく載せていただきましたね。
先日、この作品アトリエに戻ってまいりました。
結局、お嫁にいけずに自宅待機といったところです。
これだけの人気の器量良しが何故?と疑問に感じたりもします。
実はこの作品、この場所に展示するときに思い悩んだことがあります。
設置する関係者が待ち構える中、すぐに判断しなければならないので大変でした。
この写真をみると状態がよくわかりますが
半球が付いた正面を湖側に向けるか?
またはその反対にした方がいいのか、
あるいは90度横に向けたらどうなのだろう?・・・と。
この場所は斜面になっていますので
逆向きにセットすると上からのアングルも捨てがたい
ことに気が付いていました。
でも結局正面は、空を背景に見上げるようなアングルを
選びました。
そして、太陽の通る方向で光が作品に大きく
影響することも学びました。
二度目があるなら、きっと逆向きか違う向きを選ぶでしょう。
この作品、夏場あたりには東京都心のビル街で一時お目見えするかもしれません。
野外彫刻は設置場所によって印象も変わりますからどうなるのでしょうね。
投稿: r.510 | 2011年4月 4日 (月) 10時15分
上の写真は3月27日に撮りましたのでそれからすぐに
移動したんですね。撮ってて良かったです。
器量よしでも就職先が決まらない時代でしょうか。
私としては、宇部にとどまってほしかったです。
設置位置について悩まれたとは知りませんでした。
湖面をバックに球面を見せるのもいいかもしれません。
都会のビルの中でもきっと映えると思いますよ。
周囲の風景を合わせて一つの作品が出来上がっていくのでしょう。
追記
彫刻展のDM本日届きました。
ありがとうございました。
これで我が家のお宝が一つ増えました。
投稿: かずくん | 2011年4月 4日 (月) 19時53分